【FX】為替相場が大きく動くタイミングのまとめ
24時間動き続ける為替市場。
緩やかな値動きの時もあれば、少し目を離した隙に状況が一変していることもあります。
相場の急変をリスクと捉えるかチャンスと捉えるかはそれぞれのトレードスタイルによりますが、いずれにせよ大きくレートが動くタイミングは知っておきたいところです。
特にFX初心者の方は、この記事を参考に今後のトレードに生かして頂ければと思います。
世界の市場の取引時間
為替市場では世界中の人々が取引を行っていますが、時間帯によってどの地域のトレーダーがメインで取引しているかが大きく変わります。
主要な時間帯は次の4つです。
- オセアニア時間(6時~8時)
- 東京時間(8時~15時)
- 欧州時間(15時~21時)
- ニューヨーク時間(21時~6時)
為替取引では株のように具体的な取引所が存在するわけではないので、上記の取引時間は正確に何時から何時までというわけではありません。だいたいの時間です。
ニューヨーク市場の始まる頃が最も取引が活発になるので、21時~2時頃は値動きが大きくなりやすいです。
経済指標の発表
経済指標とは、各国の経済状況を示す様々な数値のことを言います。
さほど重要性の高くない指標から相場に大きな影響を与える重要な指標まで、毎日のように様々な経済指標が発表されています。
先ほど21時~2時頃に値動きが大きくなりやすいと述べたのは、この時間帯に影響の大きい米国の経済指標が発表されるからなのです。
発表スケジュールについてはみん株やYJFXなど様々なサイトで確認することができるので、必ずトレードの前にチェックしておきましょう。
各指標の重要度については大抵のサイトでランク付けされているのでそちらを参考にして頂きたいのですが、中でも特に注意しておきたいのが毎月第一金曜日に発表される米国雇用統計です。
たまたまこの記事を書いているのが雇用統計の日だったので、本日のチャートを見てみましょう。
・ドル円1分足
指標が発表された21時30分に一瞬で30pips近く動いているのがわかると思います。
そしてその後も比較的大きな値動きになっていますね。
このように、重要な指標発表の前後は大きく値が動くことが多いので、スケジュールは必ず把握するようにしておきましょう。
要人発言
各国の要人の発言によって相場が大きく動くこともあります。
特に日銀総裁、米国大統領、FRB議長・理事、ECB総裁・理事などの発言は要チェックです。
問題は彼ら要人の発言がいつ発生するかについてです。
予め予定されているものについては先程紹介した経済指標カレンダーなどに掲載されていたりしますが、急な要人発言に相場が反応することも少なくないです。
代表例としては皆さんご存じ、トランプ大統領のTwitterが挙げられます。
トランプ氏は頻繁にツイートを投稿しているのですが、彼のツイート1つで急落が起こったりすることも割とよくあります。
少し話が逸れますが、Twitterはいち早く情報を手に入れるのに非常に役立つツールで、モニターに常に表示している専業トレーダーもいます。
情報収集用アカウントを1つは持っておくと良いでしょう。
主要国の祝祭日
主要国の祝祭日は取引量が減少し、流動性が低下するリスクがあります。
世界のFX市場が閉まるのは土日を除けばクリスマスと正月だけですが、例えばゴールデンウィークや年末年始は日本の市場は閉まっています。
日本人の取引量が減ることで、基本的にクロス円の通貨ペアの値動きも小さくなるのですが、逆にそのタイミングを狙って海外の大口が仕掛けてくることもあります。
2019年1月3日のフラッシュクラッシュなどは記憶に新しいのではないでしょうか?
チャートで見てみましょう。
・ドル円1時間足
改めて恐ろしい値動きですね…
何故このようなことが起きたのか正確な答えはもちろん誰にもわかりませんが、市場の流動性が低下して仕掛け易くなったタイミングでロスカットの誘発を狙ったものとされているようです。
連休中などはポジションを持たないようにするのがベストでしょう。
まとめ
最後に、ここまでの内容をまとめておきましょう。
- ニューヨーク時間、特に21~2時頃は値動きが大きくなりやすい
- 重要な経済指標の発表前後は相場が荒れることが多い
- 要人発言のタイミングに注意
- 流動性が大きく低下する祝祭日などは相場の急変が起きることも
以上です。
この記事が皆さんの今後のトレードの役に立てば幸いです!
国内のFX業者では、想定外の相場の急変によって追証が発生し、場合によっては借金を背負うことになるリスクも存在します。
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