【FX】ローソク足確定タイミングの値動きに注目して稼ぐ

皆さんはローソク足の確定タイミングを意識したことがあるでしょうか?

インジケーターばかりに気を取られて値動きに目を向けることを疎かにしてしまっている方もおそらく少なくないと思います。

インジケーターにはたくさんの種類があり、どれを採用するかは人それぞれですが、ローソク足チャートを使わずにトレードしている人はほぼいません。

従って、この誰もが見ているローソク足について研究することが、稼げるトレーダーになるための近道と言えるでしょう。

そこで今回は、特にローソク足が確定するタイミングの値動きに目を向けてみたいと思います。

 

ローソク足が確定する時間

まずはローソク足の更新時間について確認しておきましょう。

5分足は17時35分、17時40分、17時45分、といった感じで5分ごとに、1時間足は13時、14時、15時、と1時間ごとに確定していくのは皆さんご存じかと思います。

では、4時間足と日足は何時に確定するかご存知でしょうか?

実は、業者によって異なる、というのが正解です。

しかし大抵の場合、NY時間17時(日本時間7時、夏時間なら6時)が基準になっています。

つまり、日足は日本時間午前7時に確定し、4時間足は7時、11時、15時、19時、23時、3時に確定するということです。(サマータイムはそれぞれマイナス1時間)

基本的なことですが、知らなかった方は是非この機会に覚えておいてください!

 

4時間足のラスト数十分

さて、市場には個人投資家だけでなく、ヘッジファンドなどのいわゆる機関投資家と呼ばれる存在がいます。

このような大口の投資家は、我々とは比べものにならない程の圧倒的な資金力をもってしばしばマーケットメイクを行います。

ここではそういった大口の痕跡が読み取れる例を、実際のチャートを用いて紹介したいと思います。

例①

ポンド円4時間足

 

上のチャートはポンド円の4時間足です。

矢印のあたりに注目してください。

短期間で暴騰した後、小さく押し目を作って再び上昇に転じているのがわかると思います。

この押し目となった部分を拡大したのが下の5分足のチャートです。

 

ポンド円5分足

 

タイトルに書きましたが、4時間足のラスト数十分をよく見てみましょう。

この時は夏時間なので4時間足が確定するのは22時です。

短期の下落トレンドが続いていましたが、21時20分あたりから急に買いが入り始めて4時間足を更新しています。

そしてその勢いのまま買われ続け、22時からの1時間半足らずで約100pipsもの上昇を見せました。

ここで、仕掛けた大口の思惑を考えてみましょう。

まず、4時間足を下ヒゲで終わらせることで、目先反転を期待した短期トレーダーの新規のロングを誘うことができます。

更に、そのヒゲでエントリーしていたショーターは、おそらく焦って損切りの買戻し注文を入れることでしょう。

こういった要因が重なって短期の急上昇につながったわけです。

もう1つ同じような例を紹介しましょう。

 

例②

ポンド円5分足

 

昨日のポンド円の5分足です。

既に冬時間に切り替わっているので、4時間足の確定タイミングは11時です。

こちらも短期の下落トレンドから4時間足ラスト数十分で急激な買いが入り、V字上昇を果たしているのがわかるかと思います。

先ほどの例ほど大きな上昇には繋がっていませんが、4時間足の確定と同時にエントリーして短期で売り抜けるだけで数十pips取ることが可能です。

 

最後に

今回はローソク足の確定タイミングに絞って値動きを見ましたが、普段からチャートを見続けていれば怪しい値動きに気づく機会も増えます。

そういった値動きから大口の思惑を読み取り、逆に利用してやることができるようになれば、今までよりも格段に稼げるはずです。

これからはインジケーターやラインだけを見るのではなく、ぜひ値動きそのものにも注目してトレードをしてみてください。